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フレイル基礎知識

フレイルってなんだろう

加齢とともに、心身の活力(筋力、認知機能、社会とのつながり)が低下した状態を「フレイル」と言います。「健康」と「要介護」状態の間の弱っている状態と言えます。フレイルの段階で適切な対処をすれば、健康な状態に戻ることも可能で、フレイルの状態に早く気づき、対処をすることが大切です。

※「フレイル」は、予防意識を高めるために2014年日本老年医学会から提唱された言葉です。

フレイルってなんだろう

何もしないと、筋肉は衰えます。

「フレイル」のもっとも大きな原因のひとつが筋肉の衰えです。加齢とともに筋肉が衰える現象を「サルコペニア」と言い、「サルコペニア」は「要介護状態への入り口」として注意が必要です。そのため、「フレイル」を予防するには筋肉を維持・向上することがとても重要になってきます。

何もしないと、筋肉は衰えます。

フレイルの多面的側面

「フレイル」は、身体機能に着目したものが多いですが、精神心理や社会性を含む多面的な概念です。フレイルを予防していくには、身体的・社会的・精神的、それぞれの側面(ひとつのこと)だけに対応するのではなく、全体的なアプローチが重要です。

フレイルの多面的側面

健康長寿を目指す3つの心得

東京大学高齢社会総合研究機構では、千葉県柏市で高齢者約2,000人を対象とした大規模な調査を実施しました(柏スタディ)。その結果、栄養(食・口腔機能)、運動、社会参加のどの側面が欠けても「フレイル」や「サルコペニア」のリスクは高くなることがわかりました。毎日いきいきと健康的な生活を送っていくためには、「しっかり噛んで、しっかり食べること」、「運動をすること」、「社会参加をすること」をバランスよく実践することが非常に大切であることがわかりました。

健康寿命を目指す3つの心得
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